遠く静岡県から、「ダンボール一箱の社会貢献」がラダーサポートに届きました。
静岡県に在住するご夫婦から、自宅を片づけた際に不要となったもの、それまで大切に使っていたものをたくさんいただきました。
札幌に住む娘さんが職場で「ダンボール一箱の社会貢献」のチラシを見てご連絡をくださいました。
「ものを捨てるのは簡単だけれど、最後まで大切にしたい」というご両親のお気持ちを伺い、これが私のやりたかったことだと改めて実感し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。遠く静岡県からご協力くださったご夫妻に感謝の気持ちを込めてお礼のプリザーブドフラワーを送らせていただきました。片づけることによってできた空間に、お花を飾っていただければ幸いです。
ものが溢れかえっている今日だからこそ、最後まで、大切に扱うことをラダーサポートのリサイクル事業の考え方としております。
次にどなたかに使っていただけるようオークションに出したり、事業所内で使わせていただいたり、利用者やスタッフで分け合ったり‥。その家族に分けたり‥。最後まで大切にすることに何よりも重きを置いています。
「ものにも命がある」といいますが、私もそう思っています。大切に扱うことでその命を最後まで使い切っていきたいものです。
話がずれるかもしれませんが、私たちが自分の命を、人生を、大切に考えることとも通じるものがあるのではないかと思います。「形あるものはいつか壊れる」ように、私たちも永遠に生きながらえるわけではありません。いつかは最期を迎えることを、頭の隅に置いて日々を生きることはとても重要なことだと思います。今日一日を、今一瞬を、大切にすることで振り返ったときに充実した人生が送れたと気がつくのではないでしょうか…。
予測のできないことや、不運なことの連続に時として参ってしまいますが、一度きりの人生を後悔のないよう、生きていきたいものです‥。
遠く静岡から届いた温かい段ボールにそんなことを思いました。
宮西 純代